ゲーム業界エンジニアの独り言

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個人で広告収入型スマホゲームを作ってみたまとめ

個人で広告収入型スマホゲームを作りました。 その際に使用したゲームエンジン、ライブラリ、ツール、サイトをまとめます。 個人なのでお金は掛けられないので全てフリーなものを使用しています。 これから作りたい人たちの参考になれば嬉しいです。

ゲームライブラリ

言わずと知れたcocos2d-xを使用しました。バージョンはv3です。 http://jp.cocos.com/

リッチなスマホゲームを作る際の選択肢だと・・・ ・cocos2d-x ・Unity ・UnrealEngine あたりが選択肢になると思います。

私は2Dゲームを作りたかったのと、C++が得意だったのでcocos2d-xにしました。

UIエディターにはCocosStudioを使用しました。 cocos2d-xを使うならCocosStudioがスタンタードだと思います。

広告関連

AdMob

AdMobはgoogleが提供するアフィリエイト型の広告サービスです。 組み込むことで広告を表示できて広告がタップされると収入が得られます。 https://www.google.co.jp/admob/

ざっくり言うとスマホアプリでよくあるバナー広告とインタースティシャル広告が表示できます。 (インタースティシャル広告:ポップアップとして画面全体に表示される広告)

AdMobメディエーションが便利です。 https://support.google.com/admob/answer/3063564?hl=ja

AdMobメディエーションは、AdMob ネットワーク、サードパーティの広告ネットワーク、自社広告キャンペーンなど、複数の配信元の広告をアプリに配信できる機能です。この機能により、複数のネットワークに広告リクエストを配信して最適なネットワークを見つけることができるため、広告掲載率を最大化して収益アップを図ることができます。

私にゲームではAdMobとNendをAdMobメディエーションを使用して表示しています。 広告サービスを直接表示するので無くてAdMobメディエーションでラップさせれば、 最も収益が出るように複数の広告サービスから表示頻度の調整を自動でやってくれます。

Nend

http://nend.net/ こちらもAdMobと同じくアフィリエイト型の広告サービスです。 日本向けの広告でクリック単価が良いと評価されていたので選びました。

AdColony

http://video-ad.glossom.jp/

スマートフォン向け動画広告配信プラットフォーム「AdColony」 「AdColony」は、スマートフォンアプリのユーザーに対して、動画広告を自動的に配信するアドネットワークです。独自の動画再生技術により、瞬時に高画質なHD動画表示を実現しました。再生開始速度は0.1秒。 「AdColony」で新しい広告体験を。

アプリ内で動画を再生してユーザーが最後まで見た時点で収入が得られます。 私のゲームではこんな感じで使いました。

動画を見てくれたら良いものあげるよ!とユーザーに勧める ↓ ユーザーが動画を見る ↓ ゲーム内報酬をプレゼント

ユーザーが「もう一回やりたい!」とか「早くクリアしたい!」とか思うポイントに 組み込めばかなり有益な広告だと思います。

解析関連

GoogleAnalytics

https://www.google.com/intl/ja/analytics/ アプリ内に組み込めば多様な情報を取得できることができます。 ユーザ数や設定したイベントの送信件数などクラウド上で見ることが出来ます。 簡単に組み込めることが出来てかなり便利です。

GooglURLShortener

https://goo.gl/ アクセスログが取得可能な短縮URLQRコードを生成することが出来ます。

Chromeのアドオンもあります。 https://chrome.google.com/webstore/detail/googl-url-shortener/iblijlcdoidgdpfknkckljiocdbnlagk

アプリからTwitterFacebook、LINEなどのSNSにゲームのダウンロードリンクを ポストさせた際にどのリンクがどれくらい踏まれたのかを解析するために使用しました。

※追記 bit.ly

GoogleForm

https://www.google.com/intl/ja_jp/forms/about/

Google フォームを使用すると、イベントの計画、アンケートや投票の作成、学生への小テストの出題、さまざまな情報収集を簡単に、しかも効率的に行うことができます。フォームは、Google ドライブや既存のスプレッドシートから作成できます。スプレッドシートを使うとフォームへの回答を記録できます。

アンケートを作成する事が出来ます。 ゲームのユーザアンケートを作成、提供、解析するのに使えます。

宣伝関連

予約トップ10

https://yoyaku-top10.jp

予約トップ10では、App StoreGoogle playにリリースされる前の新作アプリの情報や人気アプリの新着イベント情報を公開しています。 予約トップ10は、無料でご利用いただけます。

事前登録サイトです。リリース前に人が集められるのは非常にありがたいです。 しかし、過激な内容だと審査で落とされます。(私のアプリは落ちました…)

レビューサイト

お金をかけずゲームを宣伝したいならメール依頼してレビューサイトに載せてもらうことです。 依頼してもスルーされることも多いので片っ端から依頼しましょう。

私はこんな感じのフォーマットでメール依頼しました。 アプリ詳細でストアをそのまま流用するのはNGみたいです。 レビューサイト側に魅力が伝わるような文章を新規で考える必要があります。

その他ツール類

ImageMagic

http://www.imagemagick.org/script/index.php

mageMagick(イメージマジック)は画像を操作したり表示したりするためのソフトウェアスイートである。GIF、JPEGJPEG 2000、PNG、PDF、Photo CD、TIFF、DPXなど100種類以上の画像ファイルフォーマットに対応している。GPL互換でより制限が緩い独自ライセンスが適用されている。 コマンドラインで画像フォーマット変換や、サイズ変換などの画像処理が出来ます。

私のゲームでは画像をPNGやJPGをWEBPに全て変換して使用しています。 WEBPはcocos2d-xで標準サポートでPNGやJPGよりファイルサイズを小さくすることが出来ます。

WebP(ウェッピー[2])は、米Googleが開発しているオープンな静止画フォーマット。ファイルの拡張子は「.webp」。 Googleの示した事例では、ファイルサイズは非可逆圧縮モードで(同一画像、同等画質の)JPEGと比較して25-34%小さくなり、可逆圧縮モードでPNGと比較して28%小さくなるとしている。また22%のファイルサイズ増加でアルファチャネルを追加できるとしている。可逆圧縮は、エンコードPNGよりも時間がかかるが、デコードはPNGよりも高速であると主張している[6]。一方、2013年10月に行われたMozillaの比較調査では、旧来のJPEGと大して変わらないという結果となった。[7]

lame

http://lame.sourceforge.net/

LAME (レイム)は、MP3への変換に用いられるフリー(GNU LGPL)のアプリケーションソフトウェア。名称は「LAME Ain't an MP3 Encoder」[1][2]の再帰的頭字語。1998年から開発が続けられている。 LAMEはMP3に変換するのに使われるソースコードの中でも特に優秀とされ、LAMEを採用しているエンコーダは他のエンコーダよりも品質のよいMP3ファイルを作ることができるため、広く支持されている。また、バージョン3.90からギャップレスを実現している[3]が、これを実現しているのはLAMEiTunesのみである[4]。

BGMや効果音の音楽ファイルをMP3に変換したり、 MP3のクオリティを下げてファイルサイズを小さくするために使用しています。 iTunesという選択肢もありますが、lameならコマンドラインで一括変換できるので便利です。

MP3Gain

http://www.forest.impress.co.jp/library/software/mp3gain/

 複数MP3ファイルの音量を、音質劣化なしに一定化できるソフト。

音楽ファイルの音量を一括で揃えるのに使用しています。

Cocos2d-x開発のレシピ

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